安楽死制度を私が言い出したきっかけは、私が小学生の頃に発症したI型糖尿病です。
大人の糖尿病とは全く違い、現在も原因不明で幼少時に発症する病気で一生涯注射を毎日打ち続けないといけない病気なんです。
小学校5年生の時ですから不摂生なんてしていたわけではありません。
毎日注射を打つのも大変いやでした。
血糖値を図るために自分で自分の指に針で穴を空けて血を出して図っておりました。
失明原因も日本では2番目になっております。
私も10年前には白内障の手術をしましたし、現在も緑内障の治療を続けております。
親からもいつもしっかりコントロールしないと失明してしまうよ、と言われておりました。
また医療が発展するから治るまで頑張れと言われておりました。
毎日注射も何度も打ち続けておりましたし、自分の自分の指に針で穴をあけて血糖値もはかっておりました。

失明したらどうしようかと思った時に、安楽死と言う選択肢があれば医療の進化を待てるのではって思いました。
死にたい訳ではなくて医療の進化を待つ為の心の支えの為に安楽死と言う制度があったら良いなって思っておりました。
単に心配性から始まったのかもしれません。
私よりも重い病気の方は沢山おられると思いますが病気の方の心の支えは頑張れの言葉よりも安楽死と言う制度の有無だと思います。
私が安楽死を言い出ししたのは自分が失明しても頑張れるかな、と思ったのが一番です。